我が子は発達障害なのか?気づいた時に読んだ本
「めざすべきは生きやすくすること」
「将来やりたいことをできるだけやれるように」
篠山 大明『児童精神科医が語る あらためてきちんと知りたい発達障害』(2023, 慶應義塾大学出版会)

「特別の配慮が必要かもしれません。発達支援センターに相談してみてはいかがでしょうか」
保育園でそう告げられたのは年少の終わり頃。
そんな時に手に取り読んだ本。
何回読み返しても再発見することもあり、冷静に向き合うために読み返す本。
我が子は発達障害なの?
何かきっかけがあったらわかるのかしら...
そう思っている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
落ち着きがないとか癇癪が激しいとか...いろいろあるけれど、
発達障害なの?元気なこどもはこんなもんなの?...と、我が子しか育てたことがない母には判断できませんでした。
我が子の保育園には行政の相談員が巡回にきています。
「『何か困り事があったら一度ご連絡ください』とのことです」と先生から相談員の名刺を渡された時には、
「あ、そういうことだったのか」と腑に落ちました。
それと同時に心がキュッと凍る感じも覚えています。
今思うと、ダメな子育てだと言われてしまったような劣等感(全然そんなこと言われてない)、
今後の不安が大きくなりすぎて、なんとも言葉にできない鉛のような感情が渦を巻いていたようでした。
目まぐるしく生活が変わっていく予感がしたそんなときに出会った言葉。
「本人がいきやすくなるために」
その言葉にどれほど救われたか。ざわざわしていた心がすっと落ち着きました。
非常にわかりやすい平易な文章なので、発達障害になんの知識もない私でもするする読み進められました。
想像するに、患者さんにもわかりやすい説明をして信頼を得られる素敵な先生なんだろうなぁと。
巷では「発達障害が増えている」議論があるようですが、
その点についても、歴史的観点や発達障害という概念がどう変化してきたのかなども踏まえて、
なぜ増えていると言われているか論じられています。
診断が増えてグレーゾーンの子ども達が増えていることについては議論があるでしょう。また興味もあります。
ただ大切なのは、何かしら生きづらさを感じている子どもたちのための支援が増えること、生きやすくすること。
一人の親としては、そのことを第一に心に留めておきたい。
そんなこんなで早期療育につながったことは、今思うと我が子のためにも母のためにもプラスになりました。
(療育までの道のりはほんと長かったけど、それはまた別のところで...)
我が子が生きやすい環境を整えて、そのための支援が受けられること。
全ては生きやすくすること、その一言に尽きるな。
我が子も、母も救われました。